ひ つ じ の ゆ め

わ た し の 遺 書

遺書

「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」

かの有名な土佐日記はこの1文から始まる。

 

ブログの最初の1文に、これをもじった文章あるいは原文そのままを持ってくる人は多いのではないかと思う。実際に私自身も、ブログを始めるにあたってまず思い浮かんだのはこの1文だ。

 

当たり前のことだが、現代において日記は広く一般に浸透している。日記の中では、自分の経験や感情を文字という目に見える形にすることができる。公開するかどうかは個人の自由だが、書く面においては誰にも邪魔されることのない、自分だけの世界だ。

 

私は、自由に綴ることを求めてブログを開設した。内容は本当に取り留めのないことで、読んだからといって特に何かが心に残るわけではない。読者に何かを訴えたいがために綴ろうとも思っていない。思ったことをただ書いていくだけの、つまらない言葉の集合体となろう。

 

このブログは私の遺書である。